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「娘の学資保険の支払いがまだ残っている」

――お子さんの教育費など経済的なことはいろいろと考えますか。

 「教育費として月なんぼ貯めて」とか、そういうことはあんまり考えてないですよね。というか、それほど稼ぎがないので。

潤雅 塩さんは前の結婚で買った家のローンが、あと2年残ってるんですよね。だから「それが終わってから考えたらいいか」ぐらいの。まあ、いまから考えておけよっていう話なんですけど。

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 うちの娘の学資保険の支払いも残っていて、そっちがまだまだ終わらない。

潤雅 “パパ活”とか言われてましたけど「ほんとにそうやったらよかったのに」みたいな(笑)。塩さんは、お金の管理とかがすごい苦手なんですよ。なので、私が頑張らなあかんのやろなって思うんですけどね。

 そのあたりがミュージシャンなんです(笑)。

潤雅 ミュージシャンみんながそうじゃないやろ(笑)。

――お子さんは、日本と韓国ふたつの国籍を持つことになるわけですよね。

 産まれてくる子が女子なので22歳まで二重国籍になります(編集部注韓国においては、韓国国籍を含む重国籍の男性は、18才になる年の3月末日までに韓国国籍を離脱しなければ、兵役義務が適用される)。

潤雅 22歳で「日本と韓国のパスポート、どちらかを選べます」みたいになるんです。

 出生届は日本と韓国両国に出すので、私の姓である塩崎と彼女の姓である黄(ホァン)、ふたつの名字で出します。

――潤雅さんは、結婚した際にご自身の国籍についてはどのように考えていましたか?

潤雅 私は自分の国籍を大切にしたくて。変わらず韓国籍です。子供には国籍の選択肢を残すことができてよかったなと思ってます。

「相談に乗ってください」というDMも

――YouTubeをやられていると、同じような年齢差のカップルや夫婦から相談のメールが届いたりしませんか。

潤雅 YouTubeもやってきたけど、最近は“年の差”夫婦ということでAbemaTVに取り上げてもらって。それもあってか、けっこうな数の「相談に乗ってください」的なDMはきますね。

「年上の彼がいるんですけど」という女性からのDMが圧倒的に多くて、相談の内容のほとんどが「将来のことを考えると、ちょっと踏み込めないんです」といったもので。

 検索すると、僕らみたいな年の差夫婦のYouTubeって多いんですよね。僕らとしては、同じような夫婦やカップルに元気づけができればいいなって。

――“年の差”カップルから夫婦になって、今度はお子さんが生まれると。その経験を踏まえて“年の差”で悩んでいる方々にメッセージがあれば。

潤雅 これは年の差に限らずですけど、「こうしたいけど、どうしたらいいのかわからない」と悩んでいる方たちが多くて。それって相手と話してないことがほとんどなんです。もちろん、話しにくいことなんだろうけど、話すことで変わるかもしれないし、なにか新しいきっかけになるかもしれないし。

 男性にしろ女性にしろ、年上にしろ年下にしろ、相手にしっかりと自分の気持ちを伝えないとなにも始まらないから。私たちが一番大切にしていることって、そこなんですね。お互いの気持ちを必ず伝え合うのが一番かなって。

 周囲のことを考えすぎて、その先に自分たちを置いてしまいがちなんですけど、まずは自分たちのことを考えないと。そこで自分たちが本当に「いい」と思えるんだったら貫いて、周囲の人を巻き込んじゃえばいいんです。

写真=本人提供

――お話をうかがってみて、たまたま好きになった人が35歳年上、35歳年下だっただけのふたりという感じがします。

潤雅 ほんと、そんなふたりなんですよね。取材と聞いて「あんなことがあって、あんなことがあって、ほんまに大変!」みたいなことを言わなあかんかなって心配してたんですけど、そういうのがないんですよ。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。