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滝沢秀明(41)率いるTOBEのオーディションが「Jr.オーディション」そっくり!? “ジャニーズのいいところ”だけを残した新組織への希望と、ジュリー社長に唱えてほしい「あの呪文」

滝沢秀明(41)率いるTOBEのオーディションが「Jr.オーディション」そっくり!? “ジャニーズのいいところ”だけを残した新組織への希望と、ジュリー社長に唱えてほしい「あの呪文」

2023/05/20

genre : エンタメ, 芸能

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あまりにも見つけにくい、ジャニーズのオーディション情報

 これに対し、ジャニーズのタレント募集はどのような体裁を取っているのでしょうか。

 ジャニーズの公式サイトには、オーディションについての独立した案内はありません。「よくあるご質問・お問合わせ」の「そのほか」の中に「ジャニーズJr.のオーディションを受けたいです」という項目があり、その問い合わせに答える形で手段が記されています。

 自発的に仲間を募るTOBEと対照的なのが、この受け身のスタンスです。

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「ジャニーズJr.への応募は、ジャニーズファミリークラブ(※ジャニーズのファンクラブ)で受付けいたします。オーディションは不定期です。開催するときに書類通過者にお知らせします。日時や方法など詳細についての事前のご質問には、一切お答えできません。あらかじめご理解のうえ、必要書類をお送りください」

ジャニーズのオーディション参加方法はサイトの中でもかなり見つかりにくい場所にひっそりと置かれている

 この応募要項では、ジャニーズJr.の事務所の中での位置づけや、活動の見通しは一切触れられていません。

 市販の履歴書に顔・上半身・全身の写真を添えて郵送での応募となり、「本人へ連絡可能な電話番号をご記入ください」「特に音楽や体操が得意な方は、特技の欄に詳しくお書きください」「履歴書は、できる限り、希望者本人がご記入ください」との注意書きが目を引きます。

 手書きの履歴書、本人への電話連絡、紙の写真など、今もクラシカルな流儀を大切にしているのでしょうか。ジャニーズのタレントさんの中には、「ジャニーさんから直接電話がかかってきた」という方もいるので、志望者本人へのダイレクトアクセスに重きを置いているのかもしれません。

 こちらも応募に年齢制限はなく、未成年者の場合は親権者の承諾が必要です。現在のジュニアたちの中にも“ジャニーさんを知らない世代”が現れていますが、今後も履歴書をしたため、応募に踏み切る少年は増えるでしょうか。

 そんななか、TOBEは公式YouTubeで、オーディション風景を公開しました。2023年4月23日に東京で行った第1弾、続く5月7日には大阪での第2弾が公開されています。

TOBEオーディション風景 公式YouTubeより

 そこには小学生からハイティーンほどの少年たちが集い、踊ったり、アクロバットや一輪車、リフティングなど特技をアピールする模様が映っています。長年ジャニーズファンをやっている筆者にとって、その光景にはしびれるような既視感がありました。直球で、ジャニーズJr.のオーディション風景を想起させたのです。これが意味するものは何でしょうか。

 TOBEが“ジャニーズのいいところ”だけを追い求める人の新天地になるのでしょうか。

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