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2.独立心を持ち、一人を楽しむ
“独立心は猫の最大の特徴だ”とステファンさんは強調する。一方の人間は、猫と違って群れをなす生き物。一人で生きることはできず、社会の規則や圧力、他人の目など自分の思いとは別のしがらみから、なかなか抜け出せない。
“毎日の暮らしの中で、時には自分が何かに依存してしまってはいないか、どのくらい自立しているのかを反省してみることは大事だろう。(中略)一人で人生の大きな決断ができるだろうか。”
誰かの意見に影響されたり、忖度したりして、自分の意思を無理に押さえ込んでいないだろうか? 時には猫の独立心を見習って、自由を取り戻そう!
“一人で立てなければ、一人で歩くことはできない。”
『猫はためらわずにノンと言う』P.55「猫はなぜ群れずに生きていけるのか」より
『ねことパリジェンヌに学ぶリラックスシックな生き方』の3章のテーマは“ひとり活動って楽しい!” 米澤さんの心の目には、猫がいつも一匹でも満足げに活動している姿と、パリジェンヌが「ひとりランチ」「ひとりシネマ」「ひとり本屋めぐり」などを満喫する姿が重なり、一人で過ごす時間の楽しさを描いた。心ゆくまで過ごした後は、前向きな気持ちで他人とも向き合える。時には自分だけの時間を作ってみよう。