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Twitterを作っていた人たちが作った“雰囲気が昔のTwitterっぽいSNS”「Bluesky」…使ってわかった“機能と懸念”

Twitterを作っていた人たちが作った“雰囲気が昔のTwitterっぽいSNS”「Bluesky」…使ってわかった“機能と懸念”

2023/05/26
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 イーロン・マスクCEO誕生以来、ドタバタが続いているSNS「Twitter」。突如としてサービスが終了するような展開はさすがになさそうですが、この数ヶ月に起こった認証バッジの仕様変更や外部サービスとの連携停止にまつわる混乱などを見るにつけ、SNSとしての今後を不安視しているユーザは少なくないはず。

 そんな今、Twitterの代替として注目を集めているのが、Twitterの創業者であるジャック・ドーシー氏が支援する新たなSNS「Bluesky」です。まだベータ版であるにもかかわらずその人気は凄まじく、運営側が公表している数万人というユーザ数に対して、アプリのダウンロード数はその10倍以上はあるなど、招待待ちの予備軍が大量にいると言われています。

 今回はそんな「Bluesky」について、登録方法や実際の使い勝手、Twitterと比較した場合の機能の違いなどをレポートします。なお記載の仕様や機能は2023年5月21日時点のベータ版の内容に基づいており、その後追加・変更されている可能性があります。

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「Bluesky」の起動画面(Bluesky https://bsky.app/

招待コードさえ手に入ればあとは簡単

 現在「Bluesky」に登録するために必要な招待コードの入手方法は、公式サイトからウェイトリストに登録して送られてくるのを待つか、あるいは参加済みのユーザから招待してもらうかの実質二択です。筆者は前者の方法で、登録から約3ヶ月後にようやく届きました。後者の方法も、参加しているからといって潤沢な数の招待コードをもらえるわけではないため、知り合いがBlueskyをやっているからといって即もらえるとは限らず、根気強く探すしかありません。

 もっとも、招待コードさえなんとかして入手できれば、そのあとのユーザ登録そのものは簡単です。メニューは英語ですが、特に迷う箇所もなく、また表示名や自己紹介文は日本語が利用できます。一旦決めたユーザ名をあとから変更することも可能です。ちなみにメインとなるのはスマホアプリ(iOS/Android)ですが、ブラウザからの登録も可能です。

アプリは現段階で英語のみ。まずは「Create a new account」をクリック(左)Your hosting providerはデフォルトの「Bluesky」を選択(中)招待コードを入力したあとメールアドレスなど必要事項を入力します。招待コードが空欄だと次の画面に進めません(右)
ハンドルネームを決定します。「@ハンドルネーム.bsky.social」という書式になります(左)登録完了。この時点では当然ながらフォロワーや投稿数はゼロ、投稿も空欄です(中)表示名(Display Name)や説明文(Description)、アイコン、背景は「Edit my profile」から適宜変更しておきます(右)
ほかのユーザを招待するための招待コードは、参加直後は割り当てられていません(左)参加から約2週間経つと配布可能な招待コードが割り当てられ、ほかのユーザを招待できるようになります(中)招待コードはいちど使うとなくなり、そのあとしばらく間を置いて順次追加されます(右)