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音羽-otoha-「『ぼっち・ざ・ろっく!』に曲を書いたのは自分の人生の伏線回収みたいな経験だった」

2023/06/04

source : 提携メディア

genre : エンタメ

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間違いなく大きな飛躍を果たすだろう才能の持ち主だ。

今年4月に初のアルバム『Unlockable』をリリースしたシンガーソングライター、音羽-otoha-。同作にはTVアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』に提供した楽曲「フラッシュバッカー」のセルフカバーも収録される。

以下のインタビューで語ってもらったように、まさに『ぼっち・ざ・ろっく!』主人公の後藤ひとりと同じような、ギターヒーローに憧れながらも周囲に馴染めず“コミュ障”な思春期を過ごしてきたという。そんな過去といまについて、音楽と向き合うターニングポイントになった「拝啓生きたがりの僕へ」という曲について、新作について、この先に見据える未来について、語ってもらった。

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※2023年5月27日発売『CONTINUE』Vol.82より、音羽-otoha-スペシャルインタビューの一部を特別に先行公開。

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ギターヒーローになりたかった日々

──これが初めてのインタビューなんで、子どもの頃の話から聞かせてください。まず音楽との出会いはどんな感じでしたか?

音羽-otoha- 最初の記憶で言うと、4歳くらいのときに親戚のおじちゃんがピアノを教えてくれたのが音楽との出会いです。小学4年生のときにフルートを始めて、クラシック方向に行くかと思いきや、次に始めたのがドラムで。

──小学校からいろんな楽器をやってたんですね。

音羽-otoha- 興味持ったことはやらせてくれる親だったんで。お母さんも昔はガールズバンドでギターをやっていたり、父もエンジニア的なことをやっていたので。芸術方面で言うと、うちの祖父が建築家で、その祖父が設計図を書いていた紙の裏にお絵かきしてた記憶もあって。兄もバンドをやってましたし、家族ぐるみで芸術に関する思い出はあります。

──オリアンティ(・パナガリス)をきっかけにギターに熱中したということですが、これはどんなきっかけだったんですか。

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