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音羽-otoha-「『ぼっち・ざ・ろっく!』に曲を書いたのは自分の人生の伏線回収みたいな経験だった」

2023/06/04

source : 提携メディア

genre : エンタメ

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音羽-otoha- 中学1年生の春に『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』を観て、そこで出会ったオリアンティ様の出で立ちに感動して。マイケル・ジャクソンの後ろをついて、歩きながらずっとギターを楽しそうに弾いてるんです。マイケル・ジャクソンの指示通りにその場でアドリブでフレーズを作る姿も、心から音楽を楽しんでるなって思って。彼女はギターだけじゃなくてボーカルもするんですけど、その声もカッコイイし、曲もカッコイイし、詞もいいし、ギターも上手いし、見た目も好きだし、好きにならざるを得ない要素ばっかりで。一番影響を受けてます。

──そこからどんな風に音楽の興味が広がっていった感じでしたか?

音羽-otoha- どうやってこのプレイになったんだろうと興味を持って好きな人のルーツを調べていくうちに、ジミ・ヘンドリックスとかスティーヴ・ヴァイとか、気付いたら海外のギタリストばっかり好きになってました。

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──オリアンティを筆頭にギターヒーローに憧れた中学生時代だった。

音羽-otoha- そうですね。ボーカルはやる気なかったので。自分もそういうギターヒーローになりたいなと思ってました。

音羽-otoha-/『CONTINUE』Vol.82より

──バンドを組みたいという思いはありました?

音羽-otoha- バンドは中学生のときから組みたい気持ちはありました。ギターを家で弾いてるだけじゃ物足りなくなって。スタジオに入りたいな、バンドメンバーがいたらもっと楽しいなっていう純粋な気持ちはあったんですけど、なんせコミュ障だったもんで。あんまり友達もいないし、ボーカルもいなくて。ひとりでさみしく「弾いてみた」でもあげるか、みたいな感じで。中学2年生くらいから「“おしゃかしゃま”弾いてみた」の動画をあげたりはしてたんですけど。高校になってから同級生を無理やりバンドに誘って。文化祭のライブを目指したのが最初でした。

──同時代のバンドに影響を受けたりはしましたか?

音羽-otoha- ヒトリエ、a flood of circle、八十八ヶ所巡礼、そのお三方には高校生の頃からすごく影響を受けてました。

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