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「立ちんぼも親に言いました。そしたら『自分で稼げるならそれでいいよ』みたいな(笑)」現役トー横キッズの15歳女子が語る大麻・パパ活・家庭環境の過酷すぎる実態

「立ちんぼも親に言いました。そしたら『自分で稼げるならそれでいいよ』みたいな(笑)」現役トー横キッズの15歳女子が語る大麻・パパ活・家庭環境の過酷すぎる実態

genre : ニュース, 社会

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――見ず知らずの男性とセックスすることに抵抗はなかったですか。

A子 なかったんですよね。金銭感覚がバグってて、カラオケして1時間5000円しかもらえないより、セックスを我慢して1時間2万円もらった方がいいな、って。相場はSNS募集だと2万、大久保公園で立ちんぼする時はゴム有で1.5万くらい。週2~3日で、1番多くて1日に5人相手して、稼ぎは最高で15万くらい。大久保公園は相場も安くて嫌なんですけど、SNSだとDMも面倒だしばっくれられることもあるじゃないですか。立ちんぼは楽に客が見つかるのがいいんですよね。他の人は相場1万ぐらいで、安い人だと8000円。私は1.5万だけど、だいたい客を見つけるのに30分もかからないですね。

大久保公園からホテル街へと消える中年男性と少女

――怖い思いをしたことは?

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A子 プレイ中に噛まれるぐらいはありましたが、ホテル入った瞬間に豹変するとか、殴られるとかはないです。ただシチュエーションとして濡れないので、基本的に痛いんですよ。長くても1時間くらいで終わるので、どんだけ痛くても耐えてればお金もらえるならいいんですけど。

――立ちんぼの客層はどのような人が多いのでしょうか。

A子 スーツのサラリーマンとか、30~40代が多いです。中学生ぐらいの男の子もいるし、70代のおじいちゃんもいます。でも大久保公園の客はロリコンではないですね。未成年だと逮捕が怖いから18歳以上としかやらないというので、私は19歳だって嘘ついてます。腰が「く」の字に曲がった70代のおじいちゃんは、少し後ろめたいのか3万円で提示してきました。腰悪そうだしできるのかなって思ったら、イケなかったけどちゃんとできてました。むしろ痛くなくて良かったです。

 逆に年下の中2の子がSNSでDMおくって来たこともあります。「中学卒業するまでに童貞卒業しておきたい」と言うからモテないブサイクが来るのかと思ったら、むしろイケメンの部類でした(笑)。

「立ちんぼも親には言いました。そこまで反対してません」

――病気をもらったりは大丈夫ですか?

A子 1月くらいにコンジローマっていう性病にかかって、それからはパパ活はなるべく控えてます。普通に生活してても痛くないんですけど、できものができてセックスすると痛いんです。再発を繰り返してて何回か手術してます。治ったら、少し再開するかもしれません。

――再開予定なんですね……。トー横ではお金ってどのくらい使うんでしょう。

A子 最近は節約してますが、前は週に10万以上使ってました。ちょっと手元にお金があると友達にご飯奢ったりして、すぐになくなるから……。夜はラブホとか年齢確認がないビジネスホテルに5人とかで泊まって節約してますが、毎日数千円はかかりますから。

A子さんが多重宿泊していた歌舞伎町のビジネスホテル

――A子さんがトー横にいることは両親は知っているんですか?

A子 知ってます。昔は親が「トー横否定派」だったので嘘ついてましたけど、隠すの辞めました。最初は怒られたけど、無視してたら呆れられて、ほっとかれるようになって、今は自由です。立ちんぼも親に言いました。親も私にお金を渡したくないので、そこまで反対してません。自分で稼げるなら、それでいいよみたいな(笑)。

――A子さんはいま中学を卒業して2カ月くらいですが、高校進学とか将来について考えることもありますか?

A子 親に高校のお金を出したくないって言われて、自分で金を出してまで行きたいとも思えなかったので諦めてます。トー横にはいつまでいるんだろうなぁ、飽きたら行かなくなるかもしれないし、いつまでとかはあんまり考えてません。最近は広場じゃなくてトー横で仲良くなった子と別の場所で一緒に過ごすことも増えました。最初の頃は、踊ってTikTokにアップする“トー横っぽい”こともしてましたけど、最近はそれも飽きちゃいました。将来の夢は全然考えてません。やりたいことは何もないです。大人の目線からすると変かもしれませんが、自分がめちゃくちゃ変わった生活を送っているとは思ってないんですよね。

 トー横で青春を過ごしたキッズたちは、今後どのような道を歩んでいくのだろうか。

その他の写真はこちらよりぜひご覧ください。

「立ちんぼも親に言いました。そしたら『自分で稼げるならそれでいいよ』みたいな(笑)」現役トー横キッズの15歳女子が語る大麻・パパ活・家庭環境の過酷すぎる実態

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