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2018/02/23

大衆の声に皇室の側が耐え切れなくなったのではないか

 ここまで見てくると、マスメディアの影響を受け、婚約に疑義を持ち始めた人々の存在に、皇室の側が耐え切れなくなったのではないか、とも思えてくる。「おことば」では大衆の雰囲気を味方につけた皇室は、退位という方向性を進めることができた。しかし、今回の婚約は必ずしも賛成ばかりの声ではなかったために、それを推し進めることができなかったのではないか。

天皇皇后両陛下のご心中は ©JMPA

 現在の皇室にとっては、「大衆の同意をいかに取り付けるか」が重要なポイントになっている。結婚延期の発表から2週間以上が過ぎてもなお、週刊誌報道は過熱するばかりである。

「秋篠宮一家の家族会議全真相 泣かないで眞子さま、これで良かったよ」(「週刊現代」2018年3月3日号)、「ご結婚延期でも誰も言わない『眞子さま』サヨナラの胸の内」(「週刊新潮」2018年2月22日号)、「眞子さまご結婚延期『破談』へのロードマップ」(「FLASH」2018年2月27日号)など、「破談」をにおわせる報道まで飛び出している。

 功罪相半ばする皇室とマスメディアの関係は、今後どんな展開を見せるのだろうか。それに影響される私たち大衆も、きちんと事態を見ていく必要に迫られている。

来年も、新年一般参賀で眞子さまのお姿を見られる?(2015年1月2日) ©文藝春秋