ーー2014年にSKEを卒業していますが、その後も芸能の仕事をやりたいという気持ちはあったんですか。
三上 SKEを辞める時も会社員になろうとかはなくて、 表に出る仕事を続けたいと思ってました。だけど自分を客観視して見た時に、こんなスキャンダルだらけの小娘を拾ってくれる事務所なんてないし、あったとしても仕事は振られないだろうって。
だからといって、演技がやりたいわけでもないので、舞台から始めて少しずつ上に、というのも違う。とりあえず有名になりたい気持ちが先行して需要と供給を考えた結果、AVの世界はチャンスかもしれないと思ったんです。
最終的な面接で当時の事務所の社長に「とりあえず有名になれたらいいです」と言いました。あとは「タワーマンションに住みたい」「東京のキラキラしたところでなんかやりたい」だったり当時は漠然とした目標しかなくて。
でも、女性マネージャーさんがすごく親身になってくれる方で、話す中で「女性に受けるようなAV女優になりたい」「将来的には商品のプロデュースをしたい」「カラコンを作りたい」という目標が出てきました。
アイドルでは注目されなかったが…デビュー作が1位に
ーーYouTubeではAVデビューする前の21~22歳はかなり遊んでいたとも明かしていましたね。
三上 SKEを卒業して、事務所と契約をしてからは上京していました。AVデビューした時に返すからと、生活できるくらいのお金を前借りしてたんです。その頃は適度に遊んでました。
でも1~2年すぎると、生産性がないなとか港区に嫌気が差して。デビューを機にAVの仕事にちゃんと向き合おうと思って、デビュー前には自分のLINEを整理して、必要ないと思った人を断捨離しました。彼氏とも別れて、自分の中で遊ばない環境を作りました。
ーー2015年6月、MUTEKIから「Princess Peach」でAVデビューします。デビュー作から2作目の「快感」のリリースまでは半年あきます。当初はAVは1本で辞める予定だったんですか?
三上 1本限定のAVデビューでした。AVは1本だけとこだわっていて、その一本を皮切りに有名になって、ほかで何かしたいと思っていたんです。ただデビュー作が想像を超える反響をいただいて、DMMさんが事務所に来て「これからもAVを続けていただけないでしょうか」と真剣なお話をされました。