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御徒町の立ち食いそば屋で絶品「冷しゲソ天そば」を…元ラーメン屋店主が作る、唯一無二の「鶏だしつゆ」の味は?

2023/06/20
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「新店舗は厨房も狭く、中華麺を茹でるスペースもなかったため、立ち食いそば屋をやることにした」と木村店主は言う。その際、どうせやるのならそば屋にはない唯一無二の味、つまり鶏だしを使った「鶏だしつゆ」を完成させたというわけである。

人気メニューがズラリ
値上げしてもまだ安い
「朝そば」は330円

そばつゆと異なる「鶏だしつゆ」の作り方

「鶏だしつゆ」を作る工程は通常のそばつゆとはだいぶ異なっている。特に油を取り除く工程が増えるという。鶏ガラでだしをとると油がかなり出てくるので、まずスープを漉して一旦冷してから油をていねいにすくい取る。それを温め、鰹節系だし、返しと併せて完成させる。出来上がったつゆには油はまったく浮いておらず、まさに「清らかなつゆ」である。これを冷せば冷し用のつゆとなる。

人気の「海鮮天そば」(530円)

すでに人気メニューがずらり

 すでに地域の人気店となっており、いくつかの人気メニューが存在している。いずれもゆで玉子半分がのり、薬味にねぎの他に生姜が入る。「おにぎり」、「お稲荷寿司」、「天ぷら」はすべて自家製である。

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 午前10時までに行けば、たぬきかきつねを選べる朝のサービスメニュー「朝そば」(330円)が人気である。破格の値段である。

「海鮮天そば」はエビ天・イカ天・キス天などがのった豪華な一品で、海鮮種はその日によってキス天がアジ天に変わったりするようだ。