マイナンバーカードの問題が続出。関連したサービスで間違った登録や情報漏れが次々と発覚している。
あなたは、あの替え歌を覚えているだろうか。2015年に甘利明大臣(社会保障・税一体改革担当)が「ゲスの極み乙女。」のヒット曲を用いて替え歌を披露した。
「私以外、私じゃないの。当たり前だけどね。だからマイナンバーカード」
美しすぎる「たらい回し」
このPRとドヤ顔は今も動画で確認できるが、マイナンバーカードは現在どんな事態になっているか?
『マイナ保険証、不信の連鎖 医療情報「私のじゃない」→対応たらい回し』(朝日新聞デジタル5月24日)
「私のじゃない」! 「私以外、私じゃないの」じゃない。
記事で紹介されている女性は4月中旬にマイナンバーカードと健康保険証が一体化した「マイナ保険証」を使ったところ、画面に表示されたのは全くの別人の名前だったという。その後も酷い。どんな対応をされたか?
・マイナンバー制度を所管する総務省に電話すると「デジタル庁の番号を教えるのでそちらで」と一蹴された。
・デジタル庁に電話をかけ、一から事情を説明し直すと「厚生労働省に確認します」と電話を転送された。
・その後、厚労省所管の社会保険診療報酬支払基金が対応する流れになったが、結局、連絡が来たのは国民健康保険中央会からだった。
総務省→デジタル庁→厚労省による美しすぎるたらい回し。ゲスの極み。
騒動のきっかけは?
そもそもマイナンバーカードがこんな騒ぎになったきっかけは何だったか。