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つまり、
《政府側の対応の問題ではなく、登録する側の問題との見方を繰り返した。》(朝日新聞6月6日)
登録しろ登録しろと言われて赤ちゃんが登録する場合は、親が自分の口座をひもづける確率は高いと思うが、それも親の責任? こういうケースを予想できなかったのだろうか。
話題になった読売新聞の社説
マイナトラブルの多発に読売新聞は社説で『保険証の廃止 見直しは今からでも遅くない』(6月7日)と訴えた。
・身近な健康保険証を廃止し、トラブルが続出しているマイナンバーカードに一本化するのは無理があろう。廃止方針をいったん凍結し、国民の不安を払拭するのが筋だ。
・とりわけ深刻なのは、マイナ保険証に関する問題だ。(略)医療に関する手違いは、国民の健康や生命に重大な影響を及ぼす恐れがある。政府は事態を軽視してはならない。
・現在、何ら不都合なく使えている保険証を廃止し、事実上、カードの取得を強制するかのような手法が、政府の目指す「人に優しいデジタル化」なのか。
この社説はすぐに話題となった。
河野太郎の「突破力」の正体
岸田首相は河野氏の「突破力」に期待していたという。そのあとトラブルが続発しているマイナンバー問題。だがあえてメリットを考えると河野氏の「突破力」がいかに幻想だったか多くの人がわかったことだと思う。 強引さ、拙速、杜撰さと他人事、これが「突破力」の正体ではないか。河野太郎のすべてが「ひもづけ」されていたのがマイナンバーカード問題なのである。
先週末にはこんな事実も発覚した。