この日の朝は少し早めに起きて、妻と携帯電話でいくつかやりとり。次男が「ママー!」と号泣しながら起床。ママとのテレビ電話で鎮火。そして朝ご飯の用意。和食党のわが家では、朝は必ず、ご飯、みそ汁、そしてオムレツか目玉焼きか焼き魚。納豆や梅干しも常連です。
冷蔵庫を覗いてつくれそうなものをバタバタとつくって食卓に並べ、子どもたちはどっちが先にオムレツにケチャップをかけるかジャンケンをする儀式(次男はジャンケンの意味がまだわかっていないので、必ず長男が勝つんですが)を経て、食べ終えて、ビデオ通話でもう一度、妻とお話をして、着替え、歯磨き。
妻の書いてくれた手帳を穴が開くほど見つめてカバンの中身をチェック。ん? こらこら、歯磨きというのは甘い子ども用の歯磨き粉をチュウチュウ吸うことじゃないぞ。こら、たすく、なんでパンツのまま前転してんの? 服を着なさい! おい、さとる! 名札を付けるあいだくらいじっとできないか?
朝を親ひとりで切り盛りするって、こんなに目が回るの? という気持ちと、思いの外、子どもたちが元気に登園準備をしている様子にホッとする気持ちがないまぜになって、でも感慨に浸る暇はない朝でした。よし、手をつないで幼稚園にGOだ!
その日は幼稚園の行事の関係で給食なしの午前保育。11時半にはお迎え。え、9時に登園したのに? 主婦ってこんなに時間ないの? 専業主婦は3食昼寝つきとか言ったおバカは誰?
お迎えに行って、帰ってきて、子どもたちとお昼ご飯になにを食べたのかは覚えていません。夕食は妻の助言で素麺。錦糸卵と千切りキュウリを用意したら麺類が好きな子どもたちはツルツルと食べてくれました。また妻とビデオ通話で「ママ不足」を解消して就寝。
翌日も同じように朝はバタバタ、夜は魚好きの長男のリクエストと妻のアドバイスでマグロの切り身をご飯にのせたどんぶり。パクパクと食べてくれてひと安心。寝る前に妻とのビデオ通話。ふう。
さて、子どもが寝てから(というか正直に言うとその前からソワソワしていたのですが)、妻が書いた手帳をあらためて開きました。
そうです。明日は幼稚園のお弁当の日なのです。大根を切ったら肩の凝る私が、生まれてこのかた弁当なんてつくったことのない私が、2人の息子の弁当をつくらなければならないのです。マジで??