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現役陸上自衛官:
まだ、心身ともに未成熟なので、自衛隊の考え方とかも理解できない人もいます。考え方のギャップとかで慣れないのもあるんじゃないですかね。こっちが「これをしなさい」っていったのをやらないとか

事件が起きないために…服従心を養うためのカリキュラム

 

未成熟な候補生を1人前に育てる、3カ月の重要な訓練期間。

以前、陸上自衛隊に所属し、事件のあった日野基本射撃場で教官として指導した経験がある男性は、訓練の前半には、実弾射撃に必要な“服従心”を養うという。

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元陸上自衛隊員(60代):
こういう事案が、事件があったらいけないことなんで、出さないように射撃は行っております。(訓練の)前段の方で基本教練があるんですけど、服従心を養わせているんですよ。射撃が始まったころには、命令に対してちゃんと行動できる、そうさせるようにカリキュラムが組まれています

 

実弾射撃の訓練時には、銃を撃つ候補生の周りに複数の教官らを配置する。

 

「徹底した監視」の中で今回の事件が起きたことは「信じられない」と話す。

 

元陸上自衛隊員:
監視はしています。信じられなかったですね

 

しかし捜査関係者への取材によれば、男が最初に発砲したのは監視の中心ではない、射撃の順番を待つ待機場所だった。

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一体何が、男を犯行に走らせたのか。現役の陸上自衛官の男性は、訓練期間中に辞めていく候補生は、少なくないという。

現役陸上自衛官:
自分が受け持った時は(辞めた人が)結構いて、10人とか15人くらいいたんじゃないですかね。まず初めの3日間くらいで「もう雰囲気に合わない」って言って、5人とか6人くらい辞める人もいる。(教官は)自分の時は厳しかったですね。厳しいですけど、理不尽なことは言わないですし。階級社会なので、しっかりっていうのはありますね、上下関係。(教官は)人によって教え方もまちまちなので、(合う合わないは)あったと思いますね