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「2人は別々の時間にチェックインし、冨岡容疑者だけがひとりでホテルを出ています。千葉県内のマンションにいるところを捜査員が発見し、逮捕しました。冨岡容疑者は警察の調べに対し、部屋に一緒にいたことまでは認めたものの、『部屋を出る時には大塚さんが生きている姿を見ており、死亡させてはいない』と容疑を否認しています」(同前)
「実は、冨岡容疑者は結婚していて……」
ビジネスホテルの密室で一体何が起きたのか。なぜ大塚さんはタオルが顔に巻きついた奇妙な姿で発見されたのか。死亡に至る経緯について、捜査の詰めはこれから行われるという。その一方で、2人がホテルの一室でともに時間を過ごしていた理由について、捜査関係者はこう声を潜める。
「実は冨岡容疑者は結婚していて家庭があったようで、状況からみて事件のあった現場で不倫していたものと思われます。2人は数年前に知り合っており、関係は長期にわたっていたようです」
事件現場から約20km離れた千葉県松戸市の住宅街に、大塚さんが生まれ育った古びた賃貸アパートがある。彼女はここで父と2人で暮らしていたのだという。近隣住民の男性が語る。
「あのお宅はひっそりと静かに暮らしてらっしゃいますよ。お仕事なのかお付き合いなのか、たまに夜なのに娘さんがひとりで出かける姿を見かけることがありましたけどね。以前はお母さんと買い物に出かけていく姿も見たけど、最近めっきり見なくなりました。男の人どころか、友達を家に呼んでいるのも見たことがありません。真面目でおとなしいお嬢さんだと思ってたけど」