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 一方、エアコンの電気代は、設定温度を1℃上げるとシーズンで1,000円ほど節約できます。つまり26℃が快適な方は、エアコンの設定温度を28℃にして扇風機などで風を作ってあげるとシーズンの電気代を2,000円ほど安くできます。

「でも扇風機を使ったらその分電気代がかかるでしょ?」と思うかもしれません。しかし扇風機の電気代は、1日8時間「弱」で使ったとしても5円程度しかかかりません。扇風機の電気代はエアコンに比べると安いので、ぜひ併用してみてください。

熱中症の見える化を! お年寄り世帯にオススメの便利グッズ

 人は年を重ねると「暑さ」の感覚が鈍ってきます。そのため高齢の方は、真夏日の昼でも暑さを感じずエアコンを運転しない方が多くいるそうです。そのまま過ごしてしまうと、熱中症や脱水症状になりかねません。ちなみに人の予備の水分は主に筋肉の中に蓄えられていると言われており、子供やお年寄りなど筋肉が少ないと、さらに脱水症状の危険性が高まります。

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 そこで子育て世帯やお年寄り世帯にオススメしたいのが「熱中症計」。市販されている熱中症計には「黒球式熱中症指数計」という専用の温度計もあります。しかし熱中症専用となると、いつも確認する癖がないので見逃しがちです。アラームが鳴って警告するタイプもありますが、耳が不自由な方は気づきにくいかもしれません。

 筆者がオススメする熱中症計は、時計タイプや普段使いする電話機です。あくまで一例ですが、「CITIZEN」の高精度デジタル湿度計(8RZ232-003)は卓上に置く時計で、文字も大きく見やすくなっていて、温度と湿度センサーを内蔵しているので、熱中症に注意すべきときは時計の中央に警告が表示されます。

 

 またパナソニックのデジタルコードレス電話機(VE-GD78DL)は、普段使う電話機に熱中症の警告機能がついているので、音声と大きな画面で熱中症の警告をします。暑さの感覚が鈍っていることには本人はなかなか気づきません。ですから家族からプレゼントとして贈るといいかもしれませんよ。

 

我慢せず、上手に賢く節約しながら健康に

 ここ数年、何もかもが値上がりして「節約」ばかりを考えてしまいます。とくに電気代の高騰は家計に大きく響きますが、何と言っても健康が第一です。暑さは我慢せず暑いときには積極的に冷房を使いましょう。でもちょっとだけ工夫することで、電気代も節約できるので皆さん実践してみてください。