今年4月に覚醒剤取締法違反容疑で警視庁に逮捕されていたことが文春オンラインの報道で判明した人気ラッパー「ニドラアサシン」こと濱口侑也被告(25)の裁判が6月26日から行われ、30日、東京地裁は「懲役2年、執行猶予3年」の判決を言い渡した。
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「覚醒剤取締法違反の罪状で、初犯だったにしては重めの量刑となりました。濱口被告は捜査段階から『記憶にない』『よく分からない』などと供述し、自身が犯した罪に真摯に向き合う姿勢を見せていなかった。裁判でもそうした態度を貫いたため裁判官の心証を悪くしたようです」
元交際相手の自宅前で「詐欺師!」などと騒ぎ立て…
兵庫県出身の濱口容疑者は「朝からXO」という楽曲が2021年にSNSでバズり、一躍有名ラッパーの仲間入りをした。メロディアスなビートに乗せた聞き取り困難なラップが、逆に「中毒性がある」と若者を中心に人気を集め、ラップで対戦相手を言い負かす「MCバトル」イベントの常連になった。ラップ業界関係者が明かす。
「何を言っているかよく分からなかったのは、今思えばクスリの影響下にあったからかもしれませんね。MCバトルでは相手から『人に分かるようにラップしろ』と言われて、負けを繰り返していました。それでも、なぜか成り立っているように聞こえる彼の独特なラップに加え、メイクやネイルをして女装するなどの“個性的なファッション”が相乗効果を生み出し、コアなファンが多くついていた」
そんな濱口被告は今年4月に元交際相手の女性の自宅前で、「俺はすべてを捨てて、お前のところに来たのになんでインターフォンに出ないんだ!」「詐欺師!」などと騒ぎたて、駆けつけた警察官に連行された。薬物使用の情報はすでに警察には入っていたことから尿検査を行ったところ、陽性反応が出たのだという。前出の業界関係者が続ける。