「日本維新の会」の西宮市議で、リノベーションなどを手掛ける不動産関連会社「リノメゾン」代表取締役の森健人氏(32)が、工事費の支払いを巡り、〈うちの父って反社みたいな人間なので〉などと下請け業者への脅迫が疑われるLINEを送っていたことが、「週刊文春」の取材でわかった。森氏が送ったLINEを入手した。

森健人市議(維新HPより)

 森氏は同志社大学を卒業後、サイバーエージェント勤務などを経て、2021年にリノメゾンを起業。維新政治塾にも通い、2023年4月の統一地方選で初当選した。「“イケメン議員”として、党も期待を寄せている」(維新関係者)という。

“イケメン議員”が「週刊文春」の報道後に送ったLINE

「週刊文春」は7月6日発売号で、森氏に対し、下請け業者のA氏やB氏から工事費の未払い被害を訴える声が上がっている実態などを報道。森氏はA氏やB氏とは認識の差があるとしつつ、「飛ぶつもりはない」などと話し、未払い分を支払う意向があるとしていた。

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 さらに、7月13日発売号では、自らは宅地建物取引業免許を所有していないにもかかわらず、会社のホームページに別会社の宅建業免許番号を記載していたとして宅建業法違反の疑いがあることなどを報道。森氏は「父の不動産会社のもの(番号)。ミスで残っていた」などと答えていた。

 そんな中、「週刊文春」が宅建業法違反疑惑などを電子版で報じた7月12日、森氏は工事関係者D氏に対し、B氏に関して次のようなLINEを送っていた。

 
「連れ去る」LINE

〈Bが言って、こんな記事を書くもんですから。〉

〈うちの周りが、Bを連れ去ると言っており。〉

〈いや(B氏の)家に行くと〉