「家に居るのは週1程度……ほぼ半母子家庭（笑）」ときには子どもから“知らないおじさん”扱いされることも…意外と知らない「トラックドライバーの恋愛＆家庭事情」

「学生時代の同窓会で再会した同級生と昨年結婚しました。1週間おきくらいにしか帰れませんが、40歳での結婚なので、そんなベタベタするような年齢じゃなく。そのくらいがちょうどいいです（笑）」

意外と多い「マッチングアプリ」経由での出会い

　なかでも印象的だったのが「マッチングアプリ」での出会い。しかも今回の聞き取りでは、結構な数のトラックドライバーたちが恋人との出会いのためにマッチングアプリを利用していることが分かり、私自身「おお、みんな思ったより積極的に相手を探す努力をしてるのか」と、なぜか嬉しくなった。

「出会いはマッチングアプリ。ちなみに嫁さんもトラックドライバーをやっています」

「睡眠時間4時間で働いていたころ、出逢いがなくてマッチングアプリ使ったら色々話せる女性が一気に4人できて、辛い時なんかお互いを励ましあって助け合ってきた。この時に出逢った1人と同居、同棲してます」

　ちなみに、トラックドライバーがどんなアプリを使っているのかと、試しに「トラックドライバー　マッチングアプリ」でネット検索してみると、「トラックドライバーと恋人」ではなく、「トラックドライバーと荷物」をマッチングする仲介業者がバンバン出てくる。

　トラックドライバーの恋路（こいじ）を邪魔するのは、やはり仕事なのかもしれない。

　一方、結婚しているドライバーには、子どもがいる人も多い。SAPAで彼らを取材していると、車内に子どもの写真を飾っている人が少なくない。

「守るものがあると安全運転になりますからね」