昨年11月に人気アイドルグループ・ももいろクローバーZの高城れにと結婚した、中日の宇佐見真吾捕手(30)。6月19日に日本ハムからトレードされると、捕手不足もあってすぐさま1軍抜擢。7月13日のヤクルト戦では移籍後初本塁打を放った。
シーズン中の捕手同士のトレードは異例
日ハムからは宇佐見と斎藤綱記投手(26)、中日からは郡司裕也捕手(25)、山本拓実投手(23)と、捕手と投手同士での交換となった今回のトレード。中日から放出された2人には、ある共通点があった。
「2人とも大人しく、クレバーなタイプなんです。とくに高卒でプロ入りした山本はデータ分析が得意で、頭を使いながら投球術を磨くなど研究熱心な一面がありました。ただ、立浪和義監督はそういうタイプを評価していない。年齢的にも中日から出た2選手の方が若く、将来的な伸びしろもありますが、立浪監督は宇佐見の方が打撃に期待ができると踏んだ」(球団関係者)
シーズン中の捕手同士のトレードは情報漏洩のリスクがあるため、どの球団も敬遠するというが、
「それでも商談がまとまったのは、交流戦の終盤、中日の本拠地であるバンテリンドームに両チームの球団幹部や監督などの決裁権者が揃い、一気に話が進んだからです」(パ・リーグ球団幹部)
「調子が良くてもガッツの無いやつは使わない」
クレバーな2選手をあえて放出した立浪監督。PL学園高出身なだけあって、その指導方針は、令和の時代になっても昭和の“スポ根”を彷彿とさせる。