巨人の若きエース・戸郷翔征投手(23)が苦しんでいる。13日の広島戦で先発し、7回1失点に抑える好投を見せたものの、打線の援護がなく、勝ち負けは付かず。これで3登板連続白星なしだが、

「7日(DeNA戦)は7回2失点、6月30日(阪神戦)も8回1失点の好投。白星が付かないのはひとえに打線の責任です」(スポーツ紙記者)

 3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に参加した蓄積疲労を考慮し、これまでの登板間隔は基本的に中6日を保ってきたが、13日は中5日での先発。「翌14日に出場選手登録を抹消されたが、オールスター戦での登板に備えるため。球宴後の25日からの阪神3連戦(甲子園)でも、球宴から中5日での登板を見込まれている」(同前)という。

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WBC決勝も2回無安打の活躍 ©時事通信社

 フル回転の戸郷だが、関係者を驚かせているのは、登板間隔だけではない。

「戸郷はとにかく“投げたがり”。できるだけ長いイニングに登板したがるんです。特に5月9日のDeNA戦と6月30日阪神戦では、戸郷は143球を投げました。いくら本人が“投げたがり”だといっても、明らかに投げすぎ。疲労による後半戦の失速を心配する声は絶えません」(同前)