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《種雄さんの父親(70)は嗚咽まじりに「テレビ局や新聞社の皆さまには、この事件に関心を持って広く報じていただきたい」と呼び掛けたが、その願いは大手メディアに届くのか》(日刊ゲンダイ7月21日付)

 この記事はネットでも全文公開されている。反響が大きいからだろう。ネットやタブロイド紙などからじわじわときて世論を動かすという現象は今までもあった。今回はどうなるのか。

「おや……」と思った部分

 さて今回の文春記事の中でおや……と思ったのが自民党の森山裕選挙対策委員長の発言だ。政治部記者を集めた懇談会で次のように語ったという(7月20日号)。

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「印象が悪い。木原は早く代えたほうがいい」

「警察権の行使について『政治家に配慮した』なんて言われたら、大変なことになるよ」

 森山氏は選対委員長としての働きが岸田首相に認められていて、新聞によっては次の幹事長候補とすら書かれている人物だ。永田町も文春報道をじーっと見ている様子がわかる。みんな「雑誌」に夢中なのである。