文春オンライン
マンガを長時間読みふけっても目が疲れない? 手の届く価格まで降りてきた「カラーE Inkデバイス」最新機の実力

マンガを長時間読みふけっても目が疲れない? 手の届く価格まで降りてきた「カラーE Inkデバイス」最新機の実力

2023/07/28
note

AmazonやAppleも参戦予定の注目ジャンル

 カラーE Inkは新しい技術である一方、価格が非常にこなれているのも特徴です。今回紹介している「BOOX Tab Mini C」は、容量64GBで69,800円と、同容量のiPad mini(78,800円)よりも安価。また本製品の大型版に当たる10.3型の「BOOX Tab Ultra C」は、モノクロ版が79,800円なのに対して91,800円と、価格差は15%程度に抑えられています。

 こうした新しい技術を採用したデバイスは、出始めは一般ユーザが手を出せないほど割高なこともしばしばですが、カラーE Inkの場合、すでに3世代ほどのモデルチェンジを経ていることもあってか、すでに競合製品と比べてもネックにならないレベルまで価格が下がっているのはメリットです。

同じ64GBで比較すると、BOOX Tab Mini C(左)は69,800円、iPad mini(右)は78,800円と、意外にも本製品のほうが安価です

 実際に使ってみる限り、用途はやや絞られるものの、液晶画面を長時間見続けていると目が痛くなってくる人など、フィットするユーザは多いはずです。また今回の製品をはじめ、スタイラスによる手書き入力に対応している製品も多いことから、手書きノートとしても活躍してくれます。

ADVERTISEMENT

 近い将来、Amazonなどの大手が採用してくる可能性があるのはもちろん、去年の春にはAppleが折りたたみデバイスへの採用を前提にテストを行ったとする海外のリーク情報も(真偽は不明ですが)報告されているこのカラーE Ink、新しいモノ好きな人だけでなく実用性を重視する人も、当面注目しておいてよいかもしれません。

マンガを長時間読みふけっても目が疲れない? 手の届く価格まで降りてきた「カラーE Inkデバイス」最新機の実力

X(旧Twitter)をフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー