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「クマとの間合いのとり方はわかっている」研究歴50年の米田一彦(74)が語る“人里でのクマ出没が増えた理由”とは

「クマとの間合いのとり方はわかっている」研究歴50年の米田一彦(74)が語る“人里でのクマ出没が増えた理由”とは

2023/07/27
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「問題を起こした個体を特定して駆除することが大事」

「駆除に偏っても、保護に偏ってもダメだと思います。地方でクマが駆除されたというニュースが流れると都会の人々が『可哀想だ』と地元の自治体に電話で抗議して、業務が停滞するようなことは避けるべき。一方で人身被害が出ると自治体が付近のクマを根こそぎ駆除するようなケースもありますが、これは明らかにやりすぎ。問題を起こした個体を特定して駆除することが大事だと思います」

1987年4月、出産を確認するために探した若いメスグマをスギの倒木の中で発見した/撮影 米田一彦

 実はここにも米田さんがクマの写真を撮り続ける理由がある。

「クマを個体として識別できれば、余計な駆除をしないですむ。私なりのクマへの恩返しなんです」

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米田一彦写真展「クマを追って50年 思い出の40コマ」ニコンサロン(東京・新宿)にて7月31日まで開催中】

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