周囲から「やり過ぎ」と言われても、車弄りをやめられないフリークたちがいる。ド派手な車体に愛情滲ませひた走る、改造車オーナーたちのアツすぎる情熱に迫る!

 今回は、ポップアップドアのレクサスLSに乗る望月さんをご紹介。

普段はバーや塗装店を経営し、従業員や常連客と車の話で盛り上がっているという

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昔の仲間に刺激されカスタムを再開

 昔から乗り物全般が好きで、若い頃から高級車を中心に色々と乗り継いできました。免許を取って最初に買ったのはセンチュリーでしたね。

 当時はまだ18歳で、工場で働きはじめたばかりだったんですよ。値段としては40万円くらいだったのですが、やっぱり小僧がセンチュリーというのは生意気に思われたようで、職場の上司からは思い切りシカトされていましたね。

スーパーカーのようなポップアップドアへと改造されたレクサスLS

 以前はVIP系のカスタムをしたり、スポーツ系の車で走ったりもしていましたが、最近はもうノーマルで大人しく乗ろうと思いはじめ、このLSも最初はまったく弄る気はなかったんですよ。ですがこれを買ってから、昔なじみの同級生たちがまた車弄りを再開して、こっちも火がついちゃった感じですね。

 弄りはじめるとやっぱり熱が入っちゃって、このLSは3年でもう3回色を塗り替えているんです。ボディやマフラーにもガッツリ手を入れていますが、カスタム費は100万円から先は数えないようにしていますね。やるからにはもう、後先考えずに楽しみたいと思って。

なにかの楽器のようにも見えてくる

 でも、これだけ弄っていても、普段はもっぱら観賞用なんですよね。そもそも今はナンバーを切ってある状態なので、ずっと自宅のビルトインガレージに飾りっぱなしにしてあります。

 そのあたりの楽しみ方は、若い頃とだいぶ変わっているんでしょうね。イベントのある日だけ、お世話になっているショップの社長から積載車を借りて、会場まで運んできているんです。

攻撃的な外観からは想像できない落ち着いたインテリア

 それでも、イベントで仲間と交流したり、職場でクルマ談義に花を咲かせたりするのはやっぱり楽しいですね。今はショットバーとカラオケバー、あとは塗装屋を経営しているのですが、不思議と似たような車に乗っている従業員が集まってくるんですよ。

 とくにそういうコンセプトの店ではないのですが、SNSで車の写真をあげたりしているので、お客さんも車好きの人が多いんですよね。

現在はナンバーを外し、もっぱら観賞用としてビルトインガレージに収めている

 今後は走る方の趣味も再開したいと思っていて、EF型のシビックなんかを狙っています。人生は一回しかないですから、なるべく色んな車に乗って、自分の好きなように弄っていきたいですね。