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「毎晩10時に帰ってくるような男性とは付き合えない」東京在住7年目のフランス人女性(35)が「日本人との恋愛に抱いた違和感」

「毎晩10時に帰ってくるような男性とは付き合えない」東京在住7年目のフランス人女性(35)が「日本人との恋愛に抱いた違和感」

パリジェンヌが驚いた「日本人の恋愛観」 #1

2023/09/02

genre : ライフ, 社会

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 今、海外である1冊の本が話題を集めている。タイトルは『Tokyo crush』。東京在住のフランス人、ヴァネッサ・モンタルバノさん(35歳)が、出会い系アプリのTinderで出会った男性たちとのデートを綴ったエッセイだ。

 パリで生まれ育った彼女にとって、日本人の恋愛模様はどう映ったのか? ヴァネッサさんに直撃したところ……。(全2回の1回目/後編を読む)

東京在住のフランス人、ヴァネッサ・モンタルバノさん。彼女が出会い系アプリで出会った、日本人男性に抱いた印象とは?(写真:本人提供)

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日本語の勉強のために始めた「出会い系アプリ」

――東京に来てどれぐらいですか?

ヴァネッサ 今年で7年目になります。ワーキングホリデービザを取って来日しました。当初は基礎的な日本語を勉強したり、日本の文化に触れたりしながら1年間楽しく過ごしてパリに戻ろうと思っていました。それなのにすっかり長くなってしまい、あっという間の7年間でした!

――1年の予定が7年に! どうして東京にいたいと思ったんですか?

ヴァネッサ もともとパリにうんざりしていて、海外の生活を経験してみたかったんです。海外旅行でいろいろな国を訪れた中でも、特に日本には何度も旅行しました。故郷のフランスとは全く違う習慣や文化を持っていて、東京は世界で一番好きな街です。

 7年経った今でも、発見や学びがたくさんあります。東京にいると落ち着くし、この街が大好きです。銭湯や喫茶店に行ったり、日本の四季折々を楽しんでいます。

――現在はライターとして活躍されているそうですね。どういった経緯で、『Tokyo crush』を書かれたのでしょうか?

ヴァネッサ 日本でマッチングアプリを使ってみた経験や、デートについてTwitterに投稿していたんです。それが『Tokyo crush』の担当編集者の目に留まりました。そこで、私の体験したエピソードや、日本で暮らす中で知った日本人の結婚観や恋愛観、習慣について執筆することになったというわけです。

――日本のことを専門に扱った本を出す出版社もあるそうですね。