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吉田正尚、森友哉の系譜を継ぐオリックス「三代目・小さな大打者」池田陵真の“大物食い”

文春野球コラム ペナントレース2023

2023/09/01
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池田と新旧2人のスラッガーが酷似しているもの

 そしてオリックスファン的にとても気になるデータがもう一つ。それは池田陵真の体格だ。

吉田正尚 173センチ 87キロ
森友哉  170センチ 85キロ
池田陵真 172センチ 83キロ

 オリックスの主砲を務めてきた新旧2人のスラッガーはまさに「小さな大打者」だ。その体格は驚くほど池田陵真と酷似している。そんな素晴らしいお手本に間近で触れられる池田陵真にとって、オリックス入団は宿命だったのだろう。

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 90年代の西武ライオンズ以来29年ぶりのリーグ3連覇という偉業に挑みながら同時に若手育成を両立させ続けている稀代の名将・中嶋監督に見守られ、今年もオリックスには多くの新星が登場した。山下舜平大、東晃平、茶野篤政、渡部遼人、宜保翔などなど。

 そして今やリーグ3連覇のゴールが目の前に迫る中、池田陵真までもが確かな輝きを放ち始めている。こんな魅力的なチームを応援できる喜びをどう表現すればいいのか僕にはわからない。

 今はただ池田陵真という超新星がこれからどこまで「オリックスの三代目・小さな大打者」として輝いていくのか。そんな幸せな空想をできる毎日に感謝しながら、中嶋監督が宙を舞う日を指折り数えている。

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