米動画配信大手「ネットフリックス」が、タレントのマツコ・デラックス(50)がMCとして出演する生配信番組(全12回)を準備していたものの、初回直前に配信断念に追い込まれていたことが、「週刊文春」の取材でわかった。

マツコ・デラックス ©文藝春秋

世界190カ国に生配信する番組のMCに抜擢されていた

 人気番組のMCとして活躍を続け、“テレビの女王”とも呼ばれるマツコ。ただ、近年は、『夜の巷を徘徊する(しない)』(テレ朝系)や『アウト×デラックス』(フジ系)など、レギュラー番組の終了が相次いでいる。さらに、日刊スポーツ(7月4日付)が『マツコ会議』(日テレ系)が9月末で終了すると報じ、波紋を呼んだ。

 そんな中、極秘裏に進められていたのが、世界を巻き込む巨大プロジェクトだ。

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「実は米ネットフリックスの製作で、世界190カ国に生配信する番組の企画が本国主導で進んでいたのです。そのMCとしてオファーされたのが、マツコさんでした」(ネトフリ関係者)

ネットフリックスより

 一体、どんな番組だったのか。

「マツコさんがスタジオの観覧客である“素人さん”を毒舌でイジり倒すという内容です。かねてからテレビの自由さ・面白さが失われていく現状を憂えていたマツコさんは、“テレビのケツを叩く”という意気込みでこの番組への出演を決めた。関係者間の様々な調整を経て、木曜夜9時の枠で、6月から全12回の配信が決まりました」(広告代理店関係者)