大ヒット曲「WON’T BE LONG」で知られるバブルガム・ブラザーズのブラザー・コーンさん(67)が、病院で乳がんと診断されたことを29日、SNS で公表した。
「この度、私Bro.KORN(ブラザーコーン)は左胸にシコリが出来、病院で検査を受けたところ乳癌と診断されました。
乳癌は男性では本当に珍しいらしく、自分でも寝耳に水でした。」
「乳癌の症状はステージ2で、早期発見出来たため、なんとか命には別状ないと主治医から告げられておりますのでご安心ください。本人は元気です。」
ステージ2の乳がん、すでに抗がん剤治療も
乳がんのステージ2であることを明らかにしたコーンさん。
すでに抗がん剤治療を受けていることも明かした。
「抗がん剤治療の副作用が予想以上に大きく、つらい治療に耐える日々が続いておりますので来年また元気なブラザーコーンの復帰まで応援よろしくお願いします。」
9月に予定されていたバブルガム・ブラザーズの40周年ライブは中止が発表された。
「治療〜完治を優先しようと思いますので、それまでファンの皆様、少々お時間を下さい。」
2008年、バブルガム・ブラザーズを12年ぶりに再結成した際、コーンさんは自らの体調について、「ちょうど体もよくなってきて、2人ともね、神様が天は汚物、汚物じゃないや、二物をいただいたんじゃないかな」と語っていた。
乳がんは、女性が生涯を通じて8人に1人が発症するのに対し、男性は1,000人に1人と、非常に少ない病気。
乳がんの男性患者は全体の1%
男性患者は全体の1%という乳がん。コーンさんはどう向き合っていくのか。
ステージ2で抗がん剤治療を続けるコーンさんの症状について、乳がんにくわしい六本木ブレストレディースクリニック・及川明奈(はるな)院長は「抗がん剤の種類にもよりますけれども、一般的には食欲が落ちる。倦怠(けんたい)感ですね、全身がだるい、そういう症状が出たり、あとは白血球は下がりますので、それによって少し感染熱が出たりとかもたまにあります。あとは脱毛ですね。髪の毛が抜けるという副作用が出ることもあります」と語る。
コーンさんはメッセージの最後に、がんに打ち勝つことを明るく宣言した。
「まだまだ歌える限りずーっと歌い続けたいと思っております。人生は死ぬまで試練だと思い、乗り越えてみせます。サンミナ(みなさん)、シクヨロ(よろしく)」
しこりなどの違和感がある場合は、男性も病院での検診を受けることが重要だという。
(「イット!」8月29日放送より)