「可愛がっている印象はまったくなかった」
山下とAさんは今年1月、SNSを通じて知り合った。4月から交際を始め、週末に山下が大阪の自宅からAさん宅にやってくるという付き合いだったという。
Aさん母娘と同じマンションに住む男性が話す。
「男が頻繁に出入りしているのを見かけました。3人でいるところも見かけましたが、『お子さん、愛されていないな』と思ったのを覚えています。和気藹々と遊ぶわけでもなく、ただ一緒にいるだけ、という雰囲気。可愛がっている印象はまったくなかった」
別のマンション住人は奇妙な光景を見ていた。
「星華ちゃんが亡くなった後、子供の衣装棚などを粗大ゴミに出していたのです。あの頃は気にもかけていませんでしたが、いま思えば、亡くなった子供の持ち物を普通はすぐに捨てませんよね……」
「面倒見が良い子という印象だったけど…」
警察の調べに対し、山下は「まったく身に覚えがありません」と容疑を否認しているという。山下の自宅の近隣住民が話す。
「ここは山下の母方の祖父の家で、お父さんは近所の別のところに住んでいます。4つ下の弟がいて、面倒見が良い印象だったけどね。最後に見かけたのは約2年前。よく家の前で車をいじっているのですが、細い道だから他の車が通れなかった。すると不機嫌そうに片付け始める。不良というわけじゃないんだけど、いつも不機嫌そうにしているやつでした」
現場となったマンションには星華ちゃんが使っていたハローキティのベビーカーが、いまも無造作に置かれたままになっている。
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