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「週刊文春」が取材を進めると、木原氏は「ナカキタ」という偽名を名乗っていたことが判明。「W」の関係者が語る「ナカキタ」の2カ所の自宅情報は、木原氏の自宅に関する情報と合致していた。さらに、文春記者が木原氏の写真を見せたところ、複数のデリヘル嬢が「接客したことがある」と認めたのだ。

風俗嬢を呼んだ自宅マンション

利用していたデリヘルは本番行為が横行する違法店

 木原氏のこうした振る舞いは、ただの“風俗通い”ではない。地元風俗スカウトマンが打ち明ける。

「『W』は、いわゆる“基盤店”として有名なんです。“基盤”とはお客さんと本番行為を行うことを表す言葉で“基盤店”とは、そういう子が揃っている店のこと。僕たちは女の子が『W』の面接を受ける際には『そういう店です』と伝えています」

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 風俗業界に詳しい若林翔弁護士が解説する。

「店側が売春相手として女性を紹介した場合、売春防止法第6条の周旋禁止に抵触する可能性があります。その店が本番行為の禁止という規約を掲げていたとしても『それが実際に機能しているのか』という実態の部分が争点になる。本番行為が横行しているなら違法と言えるでしょう」