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相次ぐジャニーズ広告「見送り」

 アサヒ、キリン、サントリー、東京海上日動火災保険、JAL、日産自動車、日本マクドナルド、花王、第一三共ヘルスケア……。多数のスポンサー企業が、「ジャニーズタレントのCM起用を見送る」などと相次いで発表している。さらに農林水産省はアンバサダーに任命していた、城島茂の活動を当面見合わせると発表した。いち芸能事務所として、これほどの打撃はない。

「あるジャニーズの社員は、『ここまでとは予想していなかった』と漏らしていました。契約金という大きなカネが入ってこなくなることはもちろんですが、連日の企業からの発表で、一気にイメージが崩されていくことに驚愕しているようです。

 井ノ原はあくまでも子会社の社長で、本体の役員ではありませんが、実は記者会見までの流れの中で、『事務所の名前は変えざるをえないんじゃないか』という立場だったと聞きます。現役で活躍しているタレントたちからしたらこれまでの歴史や存在意義を否定される気持ちになるかもしれないが、企業としては問題があるだろうと。記者会見で東山新社長も『社名変更の検討の余地はある』と話していましたが、のんびりしている場合ではないと、肌感覚で気づいていたのでしょう」(前出・大手芸能事務所関係者)

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東山新社長はタレント業を引退するという ©文藝春秋

 残りの人生、命をかけて取り組むと宣言した東山紀之新社長。だが今後、帝国の崩壊を食い止めるために彼がやるべきことはあまりにも多い。元少年隊のいちタレント社長は、その荷を背負いきれるのか――。