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《横浜ラーメン店長殺人事件》「1杯500円」地元で愛された‟豚骨醤油”の店で起きた‟出禁トラブル”とは「職人気質で静かな人でした」

《横浜ラーメン店長殺人事件》「1杯500円」地元で愛された‟豚骨醤油”の店で起きた‟出禁トラブル”とは「職人気質で静かな人でした」

source : 週刊文春Webオリジナル

genre : ニュース, 社会

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 9月15日午後7時20分ごろ、横浜市港南区の飲食店「らーめん弘」の店長・大橋弘輝さん(33)が店内で血を流して倒れている状態で見つかり、その後死亡が確認された。神奈川県警は殺人事件と断定し、犯人の行方を追っている。地元で人気のラーメン店の店長に一体どんなトラブルが起きたのか――。

事件のあったラーメン屋 ©文藝春秋

店内には刃物が数本落ちていた

 全国紙社会部デスクが解説する。

「連絡が取れず、様子を見に来た親族が血だらけの大橋さんを発見。大橋さんは病院に搬送されましたが、その後死亡が確認されました。司法解剖の結果、死因は失血死だと判明しました。

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亡くなった大橋弘輝さん(本人Facebookより)

 店内には刃物が数本落ちていたほか、争ったような跡も残っていた。大橋さんの腹部や背中などには、刃物で刺されたような複数の刺し傷があり、神奈川県警は殺人事件と断定し、捜査を進めています」

事件のあったラーメン屋 ©文藝春秋

 近くの飲食店で働く男性によると、事件発生時はパトカーなど緊急車両が数台、店の前に集まり、物々しい雰囲気に包まれていたという。翌日も午後7時ごろまで店の前には規制線が張られていた。

「待ちに待った俺の店」

 現場は京急上大岡駅から直線距離で北に約100メートルの飲食店が立ち並ぶ地域。「らーめん弘」は2015年11月8日にオープンした。大橋さんはその前日、自身のSNSでこう綴っていた。

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