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今年1月には、ガーシーと同じくドバイに出国したとされ、逮捕状とパスポートの返納命令が出ていた。
「池田はビザも持っておらず、観念してドバイから帰国したところを、成田空港で身柄を確保された。4月14日はパスポートの返納期限でした」(同前)
ガーシーの国際手配は身柄の拘束ができない「青手配」である理由
一方、ICPO(国際刑事警察機構)から国際手配をかけられたガーシー。現在もドバイに滞在中と見られる。代理人によれば、ドバイが高額投資者に在留を認める通称ゴールデンビザを取得しているという。
「しかもガーシーの手配は、手配書の色から『青手配』と呼ばれるもの。『手配人物の居場所などについて分かったら教えて下さい』という程度のもので、身柄の拘束はできません」(国際捜査に詳しい警察OB)
身柄拘束まで要求するのは「赤手配」。日本の警察が赤手配しているのは、反捕鯨団体シー・シェパード元代表のポール・ワトソン、日産元会長のカルロス・ゴーン、関東連合元トップの見立真一の3人に留まる。
「彼らと比べると、ガーシーの容疑は“軽い”。この程度で赤手配をすると、同様の事件で日本も他国から身柄拘束を頼まれかねない。赤手配には慎重にならざるを得ません」(同前)
それでもガーシー逮捕に執念を燃やす警視庁。ドバイへの捜査員派遣を検討しているという。