YouTube上で芸能人を繰り返し脅迫した罪などに問われているガーシーこと元参議院議員の東谷義和被告(51)。その初公判が、東京地方裁判所で開かれた。東谷被告は法廷で「一生をかけて反省し、償っていきたい」などと述べ、傍聴席に向かって頭を下げた。
東谷被告をめぐる一連の捜査について報じた「週刊文春」の記事を再公開する(初出:2023年4月27日号/年齢・肩書は当時のまま)。
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配信動画で芸能人らを脅迫したなどとして、警視庁が逮捕状を取った前参院議員のガーシー(本名・東谷義和)容疑者(51)の一派から初の逮捕者が出た。
警視庁担当記者が言う。
「4月14日に逮捕されたのは、会社経営者の池田俊輔容疑者(40)です。昨年4月頃、ガーシーと共謀して、ジュエリーデザイナーの男性を『極悪非道なことをしてます』などと中傷した疑いが持たれている。池田は配信動画の制作・編集に携わっていたとされます」
視聴者からは「コンセント池田」と呼ばれていた池田。生配信中にプラグを誤って抜き、配信が中断したことからその渾名が付いた。
「池田は佐賀の強豪校・唐津東高サッカー部出身。その後、大阪府警の警察官になったものの、長続きはせずに退職。以降は、主にサッカー関連のビジネスを手掛けていました」(同前)
2013年11月、「株式会社WASE」を設立。登記簿の目的欄には「日本人サッカー選手の海外移籍コーディネート」など、サッカー関連の事業が並ぶ。
「Jリーガーとの人脈が厚く、17年には、元日本代表FWの久保竜彦らを地元に呼び、佐賀のU-15チームと対戦させたこともあった。その後、マケドニアのプロサッカーチームの買収話で資金トラブルがあったようで、サッカー以外の動画配信ビジネスにも手を広げていきました」(同前)