〈解説〉
ファッション・ブランドMother of Pearl（MOP）のクリエイティブ・ディレクター、エイミー・パウニーが、サステナブルな服作りに挑む姿を追いかけたドキュメンタリー。
環境活動家の両親を持つエイミーは、環境汚染や児童労働などいくつもの問題を抱えるファッション業界に、危機感を覚えていた。2017年の英国最優秀新人デザイナーに選ばれた彼女は、賞金の10万ポンドでサステナブル・コレクションの立ち上げを決意。商品開発のクロエ・マークスとともに、サステナブルな素材を求め、オーストリアの紡績工場やウルグアイにある羊毛業者、ペルーの紡績工場を訪れる旅に出る。
監督は本作が長編デビュー作となるベッキー・ハトナー。100分。
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中野翠（コラムニスト）
★★★☆☆ファッション界も環境を配慮したものでないと、というメッセージ。ごもっともと思いつつ、「言われなくても」という気持も。
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芝山幹郎（翻訳家）
★★★☆☆大量生産と大量廃棄の悪循環に一石を投じる姿勢は良心的と思う。ただ、成功譚に導くための綺麗事を重ねるのは歯がゆい。
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斎藤綾子（作家）
★★★★☆退屈なドキュメントと思うなかれ。大量生産大量廃棄が売れた証のファッション業界で、この行動はズバリ倫理資本主義。
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森直人（映画評論家）
★★★★☆これを冷やかしては何も始まらない。アパレルの理念を再定義し、業界や流行のシナリオを書き換えた果敢な行動の記録。
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洞口依子（女優）
★★★★☆職人技の愛、素材のこだわり等、一人のデザイナーから覗くファッションの再思考。啓示的かつ楽しい構成。服好き必見。
- もう最高！ぜひ観て!!★★★★★
- 一食ぬいても、ぜひ！★★★★☆
- 料金の価値は、あり。★★★☆☆
- 暇だったら……。★★☆☆☆
- 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
INFORMATION
『ファッション・リイマジン』（英）
9月22日（金）よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか公開
https://www.flag-pictures.co.jp/fashion-reimagine/
