普通のサラリーマンが「億万長者」に――ファイターズファンさん(50代男性、仮名)はスポーツくじ「BIG」で1等6億円が当たった。
高額当選者の「その後」はいかなるものか。6億円とのファーストコンタクトから当選金の使い道、現在の暮らしぶりまで、話を聞いた。(全2回の1回目/続きを読む)
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BIG購入の意外なきっかけ
――当選されたのはいつ頃のお話ですか。
ファイターズファンさん(以下、ファイターズ) 去年の暮れですね。
――そんなに最近のことだったんですね。BIGの購入はこれが初めてですか。
ファイターズ これまでにも何度か購入したものの、そう簡単には当たらなくて止めました。で、一昨年からまた買い始めて、今度は当選してしまったという感じです。
――購入を再開したのはなぜですか?
ファイターズ ちょっと恥ずかしい話なんですが、占いがきっかけなんです。十数年に1回しか巡ってこない金運が上がる時期があるそうで、じゃあ買ってみるかなと軽い気持ちで。その後は、小さい当選はありましたが、1等当選なんて夢のまた夢で。そりゃ当たらないよな、潮時かなと思った頃に、最後の最後で当たってしまった。
当選を知った瞬間は…?
――6億円の当選を知ったのはどんなシチュエーションでしたか。
ファイターズ いつも当選結果をすぐにチェックしていましたが、その時は師走の超繁忙期でなかなか確認できなかったんです。やっと仕事納めをした日の夜、布団に入った時に「そういえば結果が来てたな」と思い出してスマホで見てみたら、「高額ご当せんおめでとうございます」という文言が目に飛び込んできて。
実は過去に20万円ほど当たったことが一度だけあって、高額当選だとその特別な表示が出ることを知っていました。「マジか、久しぶりに見たなぁ」と嬉しくなって、そのまま下の方を見ると「1等」と書いてあった。
すごく驚いたんですけど、疲れているせいでおかしなものを見ているんじゃないかと不安になって。隣で寝ていた妻には報告せず、次の日の朝に、その表示がきちんと実在しているか確認しようと思ってそのまま寝ました(笑)。