実に18年ぶりのセ・リーグ優勝を果たした阪神タイガース。そんな阪神のOBで2000本安打も達成した走攻守三拍子揃った名選手・鳥谷敬(42)が所属する芸能プロダクションの社長が複数の金銭トラブルを起こし、被害を訴える告発が相次いでいることが「週刊文春」の取材で分かった。
早稲田大を卒業後、2003年に阪神に入団した鳥谷。2021年に引退した後は野球評論家として活躍。10月スタートのTBS日曜劇場「下剋上球児」での俳優デビューも決まっている。
そんな鳥谷が「ジークルー」という名前の聞き慣れない芸能プロダクションに所属することを発表したのは今年2月1日のこと。社長を務めるのは後藤和雄氏だ。
後藤氏からの被害を訴える告発が続出
これに対し、同社を知る複数の関係者たちから怒りの声が上がっている。
「鳥谷さんが彼の事務所に所属したと知って愕然としました。思い出すだけでも胸が苦しくなりますが、これ以上被害者を増やしてはならないと思い、事実を話すことにしました」
後藤氏についてこう告発するのは、振付師の新垣寿子氏。1990年代に安室奈美恵と共に一世を風靡したSUPER MONKEY'Sの元メンバーである。
2015年、後藤氏から「ダンススクールをやろう。EXILEのHIROとも知り合いだから繋げてあげられるよ」と持ちかけられた新垣氏。結局、HIROを紹介されることはなかったが、間もなくダンススクールが発足した。
「私は講師として生徒たちにダンスを教える傍ら、AKB48の派生ユニットのMVで振付を担当したり、ダンサーを手配したこともあった。ところが、すぐにギャラの支払いが滞るようになったのです」(新垣氏)