仕事も友人もすべて失った
「沢尻さんが出演予定だった大河ドラマは、代役を立てて撮り直しを余儀なくされた。出演していたCMも放送中止となり、サイトからも削除。これらの違約金は5~7億円とも言われています。また、それまでドラッグでつながっていた友人たちは、沢尻の逮捕をきっかけに海外へ高飛び。仕事も友人も、文字通りすべてを失った」(芸能記者)
そんな沢尻の回復をサポートしてきたのが、家族と事務所だった。
沢尻を見捨てず、契約を続けるエイベックス
「公判で読み上げられたエイベックス役員の陳述書には、《更生を支えるのも事務所の役目》といったことが書かれていました。実際にエイベックスは沢尻を見捨てず、今も契約を続けているわけですが、実は同じ陳述書の中には《個人的には彼女の作品をもう一度見てみたい》といった記述もあった。沢尻自身は『復帰はない』と明言していたが、事務所はこの頃から、復帰に向けて前向きだったのでしょう」(同前)
執行猶予が明けて半年がたち、現実味を帯びてきた沢尻の復帰。すでに沢尻のもとには配信系ドラマをはじめ、複数のオファーが届いているのだという。
世界を見据えた“韓国プラン”で復帰
「今、芸能関係者の間で囁かれているのが、“韓国プラン”です」と語るのは、前出のスポーツ紙記者。
「昨年、エイベックスから7人組のガールズグループXGがデビューしたのですが、これが韓国で大ブレイク。メンバーはすべて日本人ですが、K-POPを意識したビジュアルとパフォーマンスで楽曲の歌詞は英語、初めてのメディア露出も韓国と、韓国市場を意識したプロモーションで大成功を収めた。今、韓国のエンタメ市場が世界的に注目を浴びていることから、エイベックスは積極的に韓国市場の開拓に乗り出している。
沢尻もどうせ復帰するなら世界を見据えていきたいでしょうし、休養中は外国語の勉強に勤しんでいたということですから、配信系の韓国ドラマで復帰――という未来もあり得る」
沢尻自身も気持ちが傾きつつあり、最近は「私、大丈夫かな。女優でやっていけるかな」と口にしているという。