大阪維新の会をセクハラなどで除名された笹川理大阪府議(42)を巡り、被害者の宮脇希大阪市議(36)が、2015年9月に性的暴行を受けたとして、今年9月に大阪府警に被害届を提出したことを共同通信社などが報じた。
「維新のホープ」と呼ばれ、今年5月には維新府議団代表に就任していた笹川氏。その深刻なハラスメント問題は、「週刊文春」が同月17日から3週間にわたり報道したことで発覚した。
松井一郎幹事長が注意しても問題は解決せず
笹川氏は2015年当時、同じく東淀川区を地盤とする新人市議の宮脇氏を指導する立場にあったが、深夜に宮脇氏の事務所前で待ち伏せするなどのストーカー行為をしたり、パワハラと受け止められるようなメッセージを立て続けに送信。同年9月23日には、〈「一回えっちさせたる」って言われてそうなったら、それでこの関係はお終いになると思う。希がおれといるのが煩わしいって思うなら、そうしてくれれば〉などと、性的関係を求めるようなLINEも送っている。
さらに、笹川氏がこの日、宮脇氏に送ったLINEのデータには、以下のような文言も含まれていた。
〈ちゅーはしたん?→酔った時に無理やりしました笑〉
笹川氏は周囲に宮脇氏と〈ちゅーはしたん?〉と聞かれた場合、〈酔っ払った時に無理やりしました笑〉と説明するつもりだと宮脇氏に伝えていたのだ。強制的にキスをしたことを示唆するようなメッセージである。