来春放送予定のスペシャルドラマ『GTOリバイバル』(フジテレビ系)で、主人公の元暴走族の高校教師・鬼塚英吉を、反町隆史が1998年の『GTO』の最初のドラマ版以来、26年ぶりに演じる。『GTO』といえば、反町とのちに結婚する松嶋菜々子が、鬼塚の同僚でヒロイン役の冬月あずさを演じていたことが思い出される。

 2人は同い年で、『GTO』での共演時は24歳だったが、松嶋は当時週刊誌での対談で、《反町さんは私が二十七、八だと思ってたらしいですけど。(笑い)》と話していた(『週刊朝日』1998年9月18日号)。誕生日は彼女のほうが2ヶ月早く、きょう10月13日、50歳となった。

松嶋菜々子 ©AFLO

当時から息がぴったりだった

『GTO』のヒットを受け、2人は女性誌で対談もしている。いま読むと、その後結婚するとこちらがわかっているからなのかもしれないが、当時から息ぴったりと思わせるところが少なくない。

ADVERTISEMENT

 たとえば、『GTO』の鬼塚を演じることで反町に新しいイメージができたとも言われているが、近くで見ていてどうか? との質問に、松嶋が《私は、違うイメージだとは思わないんですよ。“俺は悪くないから謝れないよ”っていうセリフがあったけど、反町さんそのままという気がして》と答えると、彼とこんなやりとりをしている。

反町「そういうところはほとんど“地”だもん(笑)」
松嶋「でしょう?」
反町「あ、ヤバいよ、これ(笑)。視聴者からのイメージってものがあるんだから……(笑)」
松嶋「それって、私が“お嬢様”イメージが強いのと同じですよ(笑)」
(『with』1998年10月号)

「運命の出会いは絶対にある」

 松嶋は『GTO』出演の前年、あるインタビューで結婚について問われ、《30歳過ぎてからのような気がして》と答えつつも、《でも、運命の出会いっていうのは、絶対にあると信じています》と話していた(『CREA』1997年2月号)。それが反町との出会いだったとすれば、彼女の予想より早く、20代前半にして訪れたことになる。

 2人は『GTO』での共演から3年後の2001年2月に結婚した。翌年には、松嶋主演のNHKの大河ドラマ『利家とまつ~加賀百万石物語』で、彼女が戦国武将・前田利家の正室・まつ、反町が織田信長の役で再び共演し、話題を呼んだ。