「芸能人社交ダンス部」でお茶の間の人気を…
バラエティ進出後は、『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』(日本テレビ系)の「芸能人社交ダンス部」企画などで、お茶の間の人気を獲得。雨上がり決死隊らが出演していたコント番組『ワンナイR&R』(フジテレビ系)に2002年からレギュラー出演するなど、お笑いスキルがうなぎ上りで評価されていきます。そして2005年には『爆笑問題の検索ちゃん』(テレビ朝日系)で、バラエティ番組で初のMCに抜擢されます。
『ワンナイR&R』で共演した宮迫博之さんからはバラエティにおけるポテンシャルの高さを絶賛され、『爆笑問題の検索ちゃん』では暴走する太田光さんにときに鋭くツッコみ、ときに軽やかに彼をいなしながら笑いに昇華させていました。
現在も『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ系)、『クレイジージャーニー』(TBS系)、『カンブリア宮殿』(テレビ東京系)にMCでレギュラー出演。『クレイジージャーニー』では松本人志さん、設楽統さんという天才系芸人の横で堂々と番組を進行し、『カンブリア宮殿』では作家・村上龍さんとともにゲストで来る経営者たちから貴重な話を巧みに引き出しています。
朝ドラや大河も…バイプレイヤーとして着実にキャリアを積む
俳優業で評価されはじめたのは2000年代中ごろから。2003年公開の映画『恋愛寫眞』や2004年公開の映画『下妻物語』などの演技が評価されていきます。
2008年には主演映画『接吻』で、ニュースで観た殺人鬼に惹かれて獄中結婚するヒロインを怪演し、「ヨコハマ映画祭」などで主演女優賞を受賞。2011年公開の映画『八日目の蟬』では、劇中の事件を追うフリーライター役を演じ、作品のキーパーソンとして存在感を発揮。「日本アカデミー賞」の優秀助演女優賞を受賞しました。
個人的に、実は小池さんは『接吻』や『八日目の蟬』で演じたような、少し陰があったり挙動不審だったりするキャラクターの演技が秀逸だと思っています。強気でハキハキした小池さん自身のパブリックイメージとは真逆ともいえる役を演じても、違和感なく作品の世界観に溶け込んでいるのは演技力の高さの証左でしょう。
また2014年の連続テレビ小説『マッサン』や、2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』といったNHKの国民的ドラマ枠への出演も重ね、俳優としてのキャリアと信頼感と知名度を積み上げていくのです。
そんな彼女が今回、満を持して主演するのがホームコメディ『コタツがない家』。小池さんが演じるのは父、夫、子の3人のダメ男を養っていくカリスマウェディングプランナー役とのこと。