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そばのトッピングをラーメンにもフル活用
メニューをみていると、春から秋にかけては旬の山芋を使った「とろろラーメン」(640円)もあるし、別の天種をラーメンに載せることもできる。季節メニューの「サンマのつみれ」や「コロッケ」、「肉」もそば・うどんだけでなくラーメンのトッピングとして人気だという。もちろん「ほうれん草ラーメン」も注文可能だ。そば屋のトッピングをフル活用したメニュー開発には感心するし、その自由さが斬新だ。
店主夫妻は食材探しに全国へ
ソーセージ天やちくわ天、また、季節野菜の天ぷらなどもある。佐藤夫妻は日本各地に食材を探しによく出かけるという。三陸産のホヤを使ったかき揚げなどの魚介類も登場する。フキノトウ、コシアブラ、山ウドは新潟の山地で採取して天ぷらにする。訪問した翌日には秋セリが入荷予定とか。絶品の「セリそば」を提供する予定だという。佐藤店主は「訪問時に面白いメニューが入荷していることもあるかもしれないので、気軽にお声がけしてほしい」とのこと。
老舗立ち食いそば屋の実力
「立喰そば 新角」は佐藤夫妻が開店から午後3時まで店に立ち、従兄弟の方が午後3時から深夜0時まで営業している。「立喰そば 新角」に十数年ぶりに訪問したが、麺は生麺に変わり、定番の人気の天ぷらだけでなく多彩なメニューがラインナップされて、味もグーーンとアップしていた。老舗そば店もそんな努力があってこそ人気が維持されているのだと実感した。
少し足を伸ばせば、柴又帝釈天もあるし寅さんにも会える。四ツ木まで歩けば荒川越しのスカイツリーは絶景だ。次回は「とろろラーメン」か「サンマのつみれそば」を食べようと思う。