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紅しょうが天がのったラーメンも大人気…京成高砂駅を降りてすぐ、老舗立ち食いそば屋が見事に“進化”していた

紅しょうが天がのったラーメンも大人気…京成高砂駅を降りてすぐ、老舗立ち食いそば屋が見事に“進化”していた

2023/11/07

genre : ライフ, グルメ,

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にんにく入りかき揚げをガブリとかじる

 同行した友人が頼んだ「にんにく入りかき揚げそば」(560円)は、かき揚げにスライスしたにんにくがこれでもかというくらい入って揚げられたタイプ。大きなかき揚げで、ガブリとかじった時のにんにくの香ばしさがたまらないとか。

「にんにく入りかき揚げそば」はスライスしたにんにくがたくさん
にんにく入りかき揚げは、かなり大きい

ラーメンに「紅しょうが天」がのる技が斬新

 そこで今度は人気者の「紅しょうが天」がのった「紅しょうが天ラーメン」(620円)を注文することにした。こちらのラーメンはそばと同じ三松屋食品の生ラーメンを都度茹でする。あっさりしているのにコクがあるラーメンだという。実はこちらのラーメンはすごい人気らしいのだ。

実はラーメンが大人気らしい
40年前から人気者の「紅しょうが天」の仲間たち

 天ぷらをのせることができるラーメンは立ち食いそば屋の特権である。待つこと2~3分。「紅しょうが天ラーメン」の完成である。カリッと揚げられた紅しょうが天、海苔、チャーシュー、メンマ、ねぎがのる。スープは明るい醤油色だ。

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紅しょうが天はカリッと歯ごたえがよい
「紅しょうが天ラーメン」には海苔、チャーシュー、メンマ、ねぎものる

 まずスープをひとくち。鶏ガラ、豚骨を炊き、余分な脂は取り除いたスッキリとしたタイプ。こういうラーメンがたまらなくうまい。メンマもチャーシューもかなり本格的だ。そして、紅しょうが天をかじると、梅酢の味がじわっと広がっていく。それがスープの味を一段とアップさせていく。