Googleから最新スマホ「Pixel 8」シリーズが登場しました。世界の中でも日本では特に売れ行きがよいことで知られるこのPixelシリーズ、Google純正という安心感に加えて、コストパフォーマンスの高さが、これまで支持されてきた大きな要因だったといえます。

 もっとも今回のPixel 8シリーズは価格帯も上がり、これまでのモデルとはやや様相が異なっているようです。今回は筆者が購入した大画面モデル「Pixel 8 Pro」を、従来のPixel 7 Proと比べつつ、8つの“よいところ・いまいちなところ”を紹介していきます。

左がPixel 8 Pro、右が従来のPixel 7 Pro。正面から見ると違いはほとんどないように見えますが、果たしてどう進化したのでしょうか?

よいところ:実用性重視で使いやすくなったディスプレイ

 従来モデルに当たるPixel 7 Proは、画面の端がカーブしている曲面ディスプレイを採用しており、見た目こそスタイリッシュながら、側面を持とうとしてうっかり画面をタップしてしまうことが多かったほか、画面の保護シートを貼り付けると端が浮いてしまうという困った問題もありました。

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 本製品は一般的な平面ディスプレイに変更されたことで、こうした問題もなくなりました。マイナスがゼロに戻っただけとはいえ、実用性を考えると大きなプラスです。また従来に比べて最大輝度が大きく向上したことで、直射日光下で明らかに見やすくなっています。日中に屋外で使うことが多いユーザにはそのメリットは大です。

従来のPixel 7 Pro(上)の曲面ディスプレイが廃止され、本製品(下)では一般的なフラットディスプレイに改められました。これにより、曲面ならではの誤反応が解消されています

 

ディスプレイが明るくなったことで直射日光下での見やすさは従来モデル(右)に比べて大きく向上しました