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よいところ:地味に使い勝手が向上した生体認証

 Pixelは、生体認証として「顔認証」と「指紋認証」の両方に対応しています。Androidスマホではこの両方に対応するのは一般的で、顔認証しか利用できないiPhoneと比べた場合、画面を見なくてもロック解除が可能なことは、大きな利点になります。本製品でもこの仕様はきちんと継承されています。

 また従来のPixel 7 Proは、アプリ内での認証では顔認証が使えず、指紋認証一択だったのに対して、本製品ではそれらの制限がなくなりました。生体認証を求められた時に、従来は指紋認証しか使えないケースがあったのに対して、本製品はどちらでも利用できるようになったというわけです。非常に地味ですが、着実に進化していることを窺わせます。

顔認証に加え、画面に埋め込まれたセンサーによる指紋認証にも対応します 
アプリ内での生体認証で、これまで使えなかった顔認証が使えるようになりました

よいところ:最大30倍望遠! さらに進化したカメラ機能

 本製品は、最大5倍の望遠レンズを搭載しており、デジタルズームと組み合わせて最大30倍の望遠撮影が行えます。この倍率自体は従来のPixel 7 Proと変わっていませんが、明るいレンズが採用されたことにより、光学ズーム利用時の表現力は向上しているほか、夜景モードの撮影にかかる時間も大幅に短縮されています。

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 またPixelシリーズの欠点だった、カメラで連写していると処理が追いつかずにボタンがグレーアウトしてしばらく押せなくなる症状も、大幅に緩和されています。このほか通常の12MPから50MPに切り替えて撮影できる高解像度モード(プロモード)が追加されたり、撮影に使うレンズを手動で選択できるモードが追加されたりと、ズーム倍率自体は同じでありながら大きく進化を遂げています。

Pixelシリーズの強みである夜景モードも健在。ここでは実サイズより縮小しているため、本製品(左)とPixel 7 Pro(右)との違いはあまり目立ちませんが、細部の表現力は格段に向上しています。また暗い箇所も従来に比べて、細かいディティールを拾えるようになっています
写真設定(左)は従来に比べてさらに細かくなり、50MPのプロモードに切り替えられるようになったほか、レンズを手動で選べるようになりました。このほか動画設定(右)では新たに動画の手ぶれ補正モードが搭載されています