――家族で旅に出ることは多いのですか。
GAKU 今年の夏も、ツアーから戻って来た後、キャンピングカーで1泊ですけど、家族で楽しみましたし、11月にはまた旅に出ます。最初の世界一周からひとり息子が増えて、今、4歳なんです。お姉ちゃんたちは学校があっていけないので、その子だけを連れて、ギリシャからスリランカまで船に乗って旅をします。
船の旅って本当にダイナミックで、朝起きてデッキに出たら、360度見渡す限り海で気持ちがいいし、いろんな国を見て回れる。息子には、普段とは違う世界を楽しんでほしいと思いますね。
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昨年、GAKUはデビュー30周年を迎えた。2013年に立ち上げたMIFAも東京の豊洲、立川、仙台、福岡でフットボールパークを軸に展開し、イベントも増え、地域にとって重要なコミュニケーションの拠点になりつつある。アコースティックギター1本でのライブ活動も、継続していくという。
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仲間とも全国を回りたい。ノマドな人生を楽しみたい
――来年以降の活動は何か考えていますか。
GAKU いろんな活動の中心に音楽があるのは、今後も変わらないでしょう。まずは、2020年が最後のリリースになっていますし、たくさんの曲ができているので、それを形にしたいですね。
今年6月、藤井(隆)さんが「THE FIRST TAKE」(YouTubeチャンネル)で、僕が作詞した『ナンダカンダ』を歌ってくれたんですけど、すごくうれしかった。あの曲はラップではないですけど、世の中の人に支持されましたし、そういう曲を今後も作っていきたいです。
――ノマドなライフスタイルを実現していますが、今後もそれは変わらない?
GAKU 変わらないですね。いつか、キャンピングカーが集まるイベントをやりたいと思っています。キャンピングカーで集まると、宿泊施設がなくても、ちょっとした街みたいになる。そこにミュージシャンが集まってセッションしたり、ライブを楽しむ。そうして週末が終わると、三々五々帰って行くみたいな。
これからはひとりだけではなく、仲間とも全国を回りたいと思いますし、そういうことをやっているミュージシャンがいたら、並走して一緒にライブをしてみたい。これからもフットワーク軽く、人とのつながりを大事にして、ノマドな人生を楽しみたいと思っています。
撮影=細田忠/文藝春秋
INFORMATION
GAKU-MC LIVE TOUR 2023 『一期一会』開催決定!
GAKU-MCさんが、2023年12月2日(土)の福岡公演を皮切りに、静岡、東京、大阪、北海道と5都市を巡る音楽ツアーを開催します。チケットはこちらから⇒https://w.pia.jp/t/gakumc-tour23/