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 そうしたら後半になっていきなり球際が厳しくなり、寄せも早くなったので、たぶんハーフタイムに森保一監督に何か言われたんでしょう。修正してからは相手にボールを持たれることはなかったので、そういう切り替えもしっかり出来ているなと思いました。

故障者が出たときのためにチームの底上げが必要

――ミャンマーに勝ち、今年は7連勝になりました。一方的な試合になりましたが、攻守両面で着実に上積みされているところはありましたか。

 連係という部分では、良くなっていると思います。ゴールを奪ったシーンも、出し手と受け手の呼吸が合ったからこその得点だし、31本のシュートを打ち、チャンスもたくさん作れていた。

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 もちろん、強い相手にも同じようにプレーするためには、もっと精度を上げていかないといけないけど。基本的に予選は勝てばいいし、相手はFIFAランキングで158位ですからね。10点取って勝ったらいいのかっていうと、そういう問題でもない。今日は勝っていいスタートが切れたことが一番でしょう。

――今回は故障者が出て、佐野海舟選手、渡辺剛選手、細谷真大選手らが招集されました。逆にいうと、三笘(薫)選手たちがいたらいつものメンバーと変わらないわけで、もう少し新しい選手に門戸を開いてもいいかなと思うのですが。

 本来なら今は、そういう時期だと思う。本大会までまだ時間があるし、30歳前後の選手が多いから、故障者が出るかもしれない。そういう時のためにある程度、チームの底上げをしておかないと、何かが起こった時に苦しむことになるかもしれません。

故障で離脱した三笘薫選手 ©JMPA

森保監督は考え方が古い

――三笘選手は日本に帰国後、故障と判断され、出場を断念しました。わざわざ帰国させる意味があったのでしょうか。現地で治療や休養の時間に充てた方がいいと思うのですが。

 帰国した時から違和感があったということは、現地ですでにその兆候があったはず。だったら普通は、呼ばないですよ。リーグ戦でも出ずっぱりなんだから、わざわざ帰国させず、現地で休ませた方がいい。それにミャンマー戦は、主力はほぼベンチ。これだったら海外で集合して練習し、シリア戦の会場となるサウジアラビアで合流すればいい。