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――乳首切除の際、「自分が納得できる理由を探す」という話が印象的でした。その姿勢こそが、ポジティブの秘訣なのかもしれません。

MiAさんが明かす「才能の育て方」

MiA 何か成し遂げたいことがあるときに、具体的にどう行動していけばいいかを考えて書き出すのが好きなんです。

 特に10代の頃はその繰り返し。目標を立てて、自分が劣っているなと感じるところがあれば、その解消法を洗い出して、やり遂げたらチェックマークをつける。すべきことを一つ一つ潰していくのが快感です。そうやって努力しているうちに、どんどん関わる人のレベルが上ったり、仕事が増えていったりして、世界が広がっていく。

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 ……子どもの頃から母親という問題があったがゆえに、対処法を考える癖がついたのは確かですね。どうしようもない相手にむかついても何も解決にならないので。最終的に母親とは距離を置くことになってしまいますが、あの頃の経験が僕にとってのトレーニング期間だったのかもしれないです。

「好きなアーティストの後ろでギターを弾くのが一番楽しい」 ©橋本篤/文藝春秋

――今後は、どういう活動をしていきたいですか?

MiA やっぱり好きなアーティストの後ろでギターを弾くのが一番楽しい。人としての理想像は、芯が真面目で、熱くて、情にも厚い、自分がある人。音楽は「楽しい時間」を人に売る仕事でもあると思っているので、今よりももっとエンターテイメント力も磨いていきたいですね。

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