「リフトアップをやる人って、ダルダルになってからが多いと思うんですけど、昨今のキャバ嬢は30歳ぐらいからリフトをやってるんですよ」

 46歳、1児の母ながら、引き締まった体、透明な肌を維持する漫画家・月島圭さんインタビューの後編をお届け。彼女が「ババアになってから20歳にはなれません」と語る意味とは?(全2回の2回目/前編を読む)

どうすれば人は若さを保てるのか? 肉体改造も美容整形も経験し、美しいコスプレ姿で注目を集める漫画家の月島圭さん(46)に聞いた ©三宅史郎/文藝春秋

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「カメラマンはみんな奴隷」とあえて憎まれ口を叩く理由

──実際にイベントで体を触られたり、怖い目にあったことはありますか?

月島 私はそういう目に合わないように、コミケで囲み撮影はやらなくて、カメラマンに並んでもらうようにしているんです。なぜかというと、囲みになると自分の後ろは自分で守れないんですよね。したたかな人は「囲みやんないの?」とか聞いてくるんですけど、「やんないっす。だって触るじゃん」って言います。だってめちゃめちゃ距離が近いんですよ。

──どのくらいの近さなんですか?

月島 有名な人だとマネージャーさんがつくし、遠巻きに円ができるんです。でも、有名じゃない人が囲みをやると、カメラのレンズが体についちゃうんじゃないかってぐらいの距離にまでカメラマンが来ます。「お尻しか写ってないよね」みたいな……。

 なので、一般人は囲みなんてやっちゃダメです。危ないことは、自分で防げることもあります。だから、有名じゃなくて囲み撮影をやっている人は、人寄せのためですね。

──イベントで撮影に応じると、加工なしでSNSにアップされたりしますよね。

月島 そうですね。ただ、加工すれば誰でも可愛くなれるじゃないですか。でも私は、実際に会って「綺麗だな」って言われるのが好きなんですよ。なので、「加工しなくてもいいよ」って言える人でありたいなと思います。

 半目とか変な感じの写真じゃなければ、承諾なくてもアップしていいですよって言えるように、常に身体は作っておきたいなと思います。

サイボーグ姿の月島さん(画像:本人提供)

──月島さんは現在46歳ですが、以前、年齢をサバ読みしている撮影モデルさんから「なんでサバ読まないの?」と聞かれたこともあるそうですね。

月島 そうなんです。当たり前に年齢をサバ読みするモデルやレイヤーがいるのもそうなんですが、彼氏がいたり、結婚して旦那がいたりするのに、いないフリをする人も結構いるんですよね。要は、色恋で客を取っているんですよ。

 私は、色恋になると、逆に面倒くさいと思うんですよね。怖いし。なので、私はもう「恐ろしい」って思われるぐらいの海賊キャラで通しています。カメラマンはみんな奴隷、みたいなキャラで(笑)。

──(笑)。

月島 「酒持ってこいや!何、甘い菓子とかもってきてるんだよっ」みたいな(笑)。それで、みんなお酒を持ってきてくれるので、イベント帰りはカバンが酒でめっちゃ重くなるんです(笑)。

──ご自身は年齢についてどう捉えていますか。